キャリブレーション

相手の心理状態を言語以外のサインで認識すること。

言語以外のサインとは、
姿勢・動き、呼吸、表情、声のトーン・テンポなどの変化です。

例えば、何か心配ごとがある時には、口では「大丈夫」と言っていても、
声のトーンや顔色や表情、いる様子が見て取れるでしょう。

それに対して、ある人が楽しい体験を思い出している時には、声がはずみ、
血色が良くなり、口元を緩ませてその体験を語っていることでしょう。

キャリブレーションは意識し練習することで、
もっと些細な変化も察知できるようになります。

キャリブレーション能力を高めるためには、相手の顔の状態、
呼吸の深さ・浅さ・スピード、皮膚の色、目の動き、まばたき、声のトーン・スピードなどに気をつけるといいでしょう。

NLP(神経言語プログラミング)のワークの中では、
キャリブレーションに大変注意を払いますが、カウンセリングやコーチング、セラピーなどの場はもちろん、日常のコミュニケーションでも

相手の状態を注意して見ていると、相手の言葉にならない気持ちや状態を認識し、
より深いコミュニケーションをとることができるようになります。