リフレーミング

リフレーミングとは、出来事の枠組み(フレーム)を変えることです。

かの有名なウィリアム・シェークスピアは、
「良いも悪いも本人の考え方次第」という言葉を残しています。

有名なたとえ話ですが、コップに水が半分入っている時、

コップの水

「半分しか入っていない」というフレームと「半分も入っている」というフレームでは物事の感じ方が異なってきます。

事実としては、単に「コップに水が半分入っている」ということですが、「砂漠で喉の渇きを癒やしたい」というフレームでみれば不足と感じたり、「薬を飲む水が必要」というフレームでみれば十分だと感じたりします。

つまり、状況や考え方によって捉え方が変わってくるのです。

NLP(神経言語プログラミング)のリフレーミングは、
出来事の枠組み(フレーム)を変えることで、人生における選択の幅を広げ、
どのような出来事にも必ずプラスの意味があることを教えてくれます。

リフレーミングには、
状況のリフレーミングと内容のリフレーミングがあります。

状況のリフレーミングでは、「他にどのような状況で役立つか?」を考えます。

例えば、
細かいことが気になって仕事が進まず成果が挙げられない、という状況にあった場合、
部署(状況)を例えば経理部に変えれば、細かいところに気がつく要素がプラスに働き、
仕事で成果を上げることができる可能性があります。

このように、「状況を変えることで能力を発揮できる」と考えることができます。

内容のリフレーミングでは、
「他にどんな意味があるか?」「他にどんなプラスの価値があるか?」を考えます。

「リストラにあって職を失ってしまった。」という状況のときでも、
「そこにどのようなプラスの意味があるか?」という視点で考えることで、
「前からやりたかった仕事にチャレンジするいい機会だ!」
「自分から辞めたいと言わないで済んで、おまけに退職金ももらえるし、ラッキー!」

という考え方もできるでしょう。

NLP(神経言語プログラミング)のリフレーミングを活用することで、
人生の様々な出来事を、自分にとってプラスに作用させることができます。

活用事例 ケーススタディ

Case1 通勤時間が長くなったことで成績アップ?

ケース1 北村 貴子さん(仮名)

北村 貴子さん(仮名)

職業:都市銀行勤務 法人営業
年齢:31歳

都市銀行に勤める北村さんは、入社当時の希望が通り、
自宅から20~30分という比較的近い店舗に勤務していました。

しかし入社5年目
通勤に1時間30分前後かかる店舗に転勤となってしまいます。

すでに結婚をしていたということもあり、
引越しはせず、通うことにしました。

転勤が決まった当初は、ただただ面倒だとしか思えませんでしたが、

もともと人と話すことが苦手で、コミュニケーション能力の向上と、
営業に活用するという目的でNLP心理学を学んでいた北村さんは、
今回の転勤について考え方・捉え方を変えました。

つまり、リフレーミングを行ったのです。

そのため、
通勤時間が短かったときよりも仕事がスムーズに進められるようになり、
個人としての成績アップはもとより、部署の業績もアップしていきました。

ではいったい、
どのようにリフレーミングを行ったのでしょうか。

「通勤時間が長くなった」という事実を、

「仕事をしたり、本を読む、集中できる時間ができた」

というふうにリフレーミングしました。

つまり、面倒だと思っていた長い通勤時間を、有効活用できる時間が増えた、
とプラスの部分に焦点をあてるようにしたのです。

通勤時間を有効活用

具体的には、
通勤時間を使い、出社してからの行動計画を立てることで、
出社後すぐに業務に取りかかることができるようになった。

また、その日、部下に出す指示や情報収集を
通勤時間内で終わらせていました。

そのかいもあって、異例の速さで昇進を果たして北村さんは、
さらなるキャリアアップのため、現在TOEICを勉強中とのことです。

ちなみに、資格取得や試験勉強につきものの『暗記』ですが
苦手な方も多いのではないでしょうか?

NLPには、英単語を瞬時に覚えることができるテクニックとして
「スペル・ストラテジー」というものがあります。

英単語の以外の暗記にも応用できるのですが、
リフレーミングと同様に、NLPプラクティショナーコースで学べ、
その威力を体感することができます。

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