この目標の、どこが間違っているでしょうか?NLPではこうします。

この目標の、どこが間違っているでしょうか?NLPではこうします。

私たちは人生の様々な分野で理想や夢、そして憧れを持っています。

『夢見ることができれば、それを実現することができる』

ウォルト・ディズニー

『未来は、自分の夢の素晴らしさを信じる人のものである』

フランクリン・ルーズベルト

『人は目的なり志なりを立てて、その実現に努力することが成功への道です』

ヘレン・ケラー

上記のような世界の偉人たちの言葉にあるように夢や憧れは、私たちの生きる力であり、生きる方向性を示すものとも言えます。

  • 売上目標を達成したい!
  • 人間関係のストレスを減らしたい!
  • 勉強を効率よくすすめたい!
  • ダイエットを成功させたい!
  • 人を魅了するプレゼン力を高めたい!

そんなあなたの理想をなんとか手に入れようとすると、そのプロセスには必ず「目標」という言葉を目にします。あなたもこれまでに何度も、「目標」という言葉を目にしてきたことと思います。そして、目標を設定して、達成のための最初のステップを踏み始めると思います。

しかし、注意してください!

実は、この段階で必ず知っておくべき、5つのポイントがあります。

その5つのポイントを知らずに進んでしまうと、あなたにやる気があっても、なかなかうまくいかず、時間だけが過ぎて、結局は「絵に書描いた餅」になってしまいます。

そこで今回は、結果を手に入れる人が必ず意識している、学んだその日から、知った瞬間から実践できる「目標設定5つのポイント」お伝えしていきます。

1.あなたの努力がカラ回りするダメな目標設定とは

まずはご質問です。
これから挙げる目標設定の間違っているところはどこか、あなたなりに見つけてみてください。

  1. 職場でのストレスを減らす
  2. その業界のカリスマになる
  3. やせて、キレイになる
  4. 明るくなる、打たれ強くなる。幸せになる
  5. リーダーシップを発揮する

いかがでしょうか。

えっ、これがダメな目標設定?と、ある項目では思った方もいるかもしれませんが、実は、どれも適切ではありません

  1. ストレスを減らしたい
  2. キレイになりたい
  3. やせたい
  4. 幸せになりたい
  5. カリスマになりたい
  6. リーダーシップを発揮したい

気持ちはわかりますが、現実化するには、実は、いくつかの修正が必要になるものばかりです。

卓越した結果を生み出す人の研究でもあるNLPでは、これらの目標設定は不十分で、その実現や達成の可能性を飛躍的に高めるためには、簡単にできるいくつかのポイントがあると言っています。

では、どのように修正したらいいのか

NLPでは、望ましい状態を設定していくことを専門的に「アウトカム」と呼んでいます。NLPの「アウトカム」のいくつかあるポイントの中から、今回は5つのポイントをお伝えしていきます。

2.「でない」VS「である」

「◯◯でない」VS「◯◯である」。という目標設定の表現について具体的な例でお伝えします。

例えば、

  • 不安を感じない自分になる
  • 病気でない自分になる
  • 貧乏でない自分になる

というのが、ダメな例です。

3つに共通しているのは、「◯◯でない自分」という表現ですね。

お気づきなっているかもしれませんが、この表現は、「ほしくないもの」へ焦点を向けているのがわかると思います。NLPでは、「ほしくないもの」ではなく、「ほしいもの」に焦点を向けることが重要で、先程の例で表現や焦点を修正していくと、

  • 不安を感じない自分になる ?
    → 自信がもてる自分になる ◯
  • 病気でない自分になる ?
    → 健康で活気に満ちた自分になる ◯
  • 貧乏でない自分になる ?
    → 経済的に余裕がある自分になる ◯

という表現にするのが大切になります。

これは、私たちがもつ脳の機能で説明できることですが、否定形のものを理解するとき、一度否定するものを認識しないと情報を処理できません。つまり、「体験したくない」、「感じたくない」、「手に入れたくない」状態を脳はしっかりと認識することから始めます。

例えば、

  • 最近「人に怒られたこと」は思い出さないでください。
  • 人に「傷つけられたイヤ~な体験」も思い出さないでください。
  • 過去何かで「失敗」して、今でも落ち込んでしまうようなことは想像しないでください。

と、今読んだ3つの文章は、一見、前向きそうな文章ですが、繰り返し読んでいくと、なんとなく、落ち込んできませんか。実はあなたの脳は、上記の「人に怒られた」、「傷つけられたイヤ~な体験」、「失敗」という部分を理解するために、その状態を想像し、イメージを構築し、認識し始めます。当然、あまりいい気分や状態にはなりません。

そして人は無意識に、イメージし、認識し、焦点を当て続けている方向へ向かいます。

ですので、ほしくない状態ではなく、「ほしい状態」を脳に理解させるために、何を手に入れたいかをあなたの脳に教えてあげる必要があります。

もし、あなたの目標が、「◯◯でない」の形になっていたら、「☆☆である」という形に変換させてください。

3.「他人」VS「自分」

NLPのアウトカムで言われる目標設定のポイントの一つは、目標の達成につながる行動を自分で率先して始められ、自分でコントロールができるものにしておくことです。

NLPは、今でこそ、ビジネスや教育、また政治家やトップアスリート、アーティストたちも学び始めていますが、元々は、カウンセリングやセラピーといった分野から発展したものです。

ですから、目標達成という世界だけでなく、問題や悩みの解決にフォーカスが当てられていました。たくさんの事例をもとにクライアントの問題や悩みの解決パターンが発見されてきたと同時に、なかなか変化が見られないクライアントがもつ、問題そのものへの「思考や認識のパターン」も発見することができました。

問題や悩みをどのように捉えているか、その「思考や認識パターン」は、以下3つの文章に共通して見て取ることができます。

「あの人がもっと自分を大切にしてくれたら、この問題はなくなる」

「あの人が、もっとお金を稼いでくれたら、私は幸せになれる」

「あの人がいなくなれば、私は自由になれる」

といったものです。

すでに3つの文章に共通しているパターンが見えてきている方もいるかもしれませんね。

その傾向、パターンとは、
「自分以外の誰か、または何かに原因や責任の所在をおいている」ということです。

結果を出す人、成功する人は、責任の所在を自分におきます
そして、結果が出ない人、また、現状にいつまでもしがみついている人は、責任を他の誰か、また自分以外の何かにおきます。これはとても大事なポイントです。ひょっとしたら、気づかないうちにあなたにも起きているかもしれません。

問題を解決し、前向きになろうとしても、気づかずに責任を人に向けていると、ネガティブな火に油を注ぐように、悪循環になるものです。

話を目標設定に戻していくと、相手が何を感じるか、何をするかは、相手の領域です。あなたにも都合があるように、相手も都合があります。NLPで呼ばれるアウトカムの設定における2番目のポイント、それは、「自分で率先して始められ、自分でコントロールができるもの」ということです。

ですから、もし、あなたが親の立場で、子どもの受験の合格を願うのであれば、合格するのは子どもですから、「私の目標は、子どもの受験合格です!」は、適格な形ではありません。

適格な形に整えるのなら、子どもが受験に合格できるように

  • 「体と頭に良い夜食をつくる!」とか
  • 「勉強に必要な塾や参考書の費用◯◯円つくる」とか、
  • 「精神面で支えるためにコミュニケーションや心理学の本を3冊読む」

といったものが自分でできる領域としての目標になります。

「人がすること」ではなく、「あなたがすること」。ここを明確にしてください。
次はとてもシンプルです。

4.「明文化」VS「五感化」

次のことをあなたは聞いたことがあるかもしれません。それは、「目標は紙に書き出し、見えるところに貼っておく」というものです。

これは「間違い」というわけではないのですが、実はこれは一昔前のことで、今は違います。

明文化とは、目標を文字で表すことですが、文字で表すだけでは、あなたの脳と心はその気になりません。文字だけで表すのではなく、NLPの目標設定では、五感に基づく達成体験の表現が、大切なポイントとされています。

人は、物事を五感というフィルターをとおして、脳で認識します。ご存知のように五感とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のことですが、

NLPではこれら五感を知覚フィルターとして、「視覚」、「聴覚」、「身体感覚(味覚、嗅覚も含む)」に分けています。そして、NLPでは目標設定のコツとして、あなたの目標を3つのフィルターで表現することを挙げています。つまり、達成した時に「何を見るのか」、「何を聞くのか」、「何を体で感じるのか」を設定していきます。

例えば、「資格試験の合格」が目標であれば、達成した時に

視覚的には合格通知の手紙やメールをみることだったり同僚や家族の喜びの笑顔であったり、

聴覚的には「おめでとう!」「やったね!」といった周囲からの祝福の言葉だったり、NLPでは内的対話といいますが、自分の中で、「やったぁ~!よしっ!」という声が響いたり、

身体感覚では胸のところでジワジワとした充実感を感じたり、体中に喜びが溢れ、ガッツポーズを撮りたくなる衝動のような感覚を感じる人もいるでしょう。

このようにNLPでは、五感で達成した状態を設定していきます。

一昔前は、「達成した状態を想像すること」、と、想像という「視覚情報」だけが強調されていましたが、今は、心理学も脳に関する研究も進み、映像だけはなく、聴覚的にも、身体感覚的にも達成した状態を作り上げたほうがいいことがわかっています。

目標を文章で書き出す、明文化するだけでなく、私たちの脳に、より濃く、よりインパクトを与え、その結果として、セルフイメージを高めていく上でも、この五感に基づく表現は非常に有効です。

あなたが実現させたい目標を達成した時に、

「見えるもの」は何か。
「聞こえるもの」は何か。
「感じるもの」は何か。

これらを設定していくというNLPならではのユニークな手法です。
次は意外に見落としてしまっていることです。

5.「状態」と「形」

実は、多くの方がうまくいかない理由がこれです。

「状態」をゴールにしてしまうことです。厳密にいうと心の状態である「気分」や「感情」のことです。

状態とは、気分や感情のことで、「やる気に満ちる」、「明るくなる」、「豊かな心」、そして、何をしていかわからないままなのが、「幸せになる」という言葉です。

「やる気」や「明るさ」、「豊かな心」と誰もが感じていたいものですが、これらをNLPでは、「ステート」と呼んでいて、目標としてはあつかいません。

「3ヶ月後にやる気になる」
「半年後に明るい性格になる」
「一年後に自信をもつ」

という目標って、どこか変ですよね。

やる気になるのに3ヶ月後とか、自信をもつのに1年後といった目標はナンセンスです。

※ステートは、NLPの他の手法で瞬時に手に入れることができます。それはアンカリングと呼ばれるスキルですが、ここでは割愛して、目標設定に焦点を向けてお話を進めます。

NLPの目標設定は、心の状態ではなく、「形」にすることが大切なポイントで、「形」するためには、先にお伝えした五感に基づく表現と「期限と数値化」が必要です。

  • 3ヶ月後に5キロやせる
  • 半年で本を30冊読む
  • 事業計画書を来週までに10枚作成する

期限だけでなく、よく観察していただくと見えてきますが、「5キロ」、「30冊」、「10枚」と必ず数値化されていますね。期限だけでなく、数値化すると、計画が立てやすく、やることも明確になります。つまり、あなたの目標を「具体的にする」ということが重要です。

あなたの目標を具体的にするというのは、言い換えれば、自分の脳に何をすればいいか指示を与えるようなものです。

例えば、あなたが誰かから買い物をお願いされた時のことを考えると、わかりやすいと思います。

「何か飲み物買ってきて」と、誰かがあなたにお願いしたとします。

飲み物といってもいろいろありますから、あなたは、これだけでは動けません。

そこで、どんな飲み物がほしいか、具体的に知るために相手にきくと、「コーラ」を欲しがっていることがわかりました。

でもこれだけでは動けません。
ご存じの方も多いと思いますが、

コーラにもいろいろあり、コカ・コーラとか、ペプシとか、ダイエット、レモン、特保といった種類もあります。さらにここまで具体的にしても、あなたはまだ動けません。なぜなら、「容量」や「本数」がわからないからです。

ここが、数値化です。

1本だったら歩いて買いに行く。5本だったら、自転車で買いに行く箱単位だったら、車で行く、という具合にやることが細かく見えてきますね。種類が明確になり、本数が明確になると、私たちは、行動に迷いがなくなり、すぐに動くことができます。

さらに「いつまで」と期限を確認することで、いつ、何時までに、買いに行くこともわかってきますね。

このコーラを買いに行くのと同じように目標達成のためには、行動が必要なので、数値化し、期限を設けた形で、具体的に脳に指示を与えていきます。

具体的な目標は、具体的な計画を生みます。
具体的な目標は、具体的なアイデアを生みます。
具体的な目標は、具体的な行動をつくります。

そして、

数値で表せば、行動量が見えてきます。
数値で表せば、時間配分がわかります。
そして、リアルな臨場感が生まれてきます。

「カリスマになる!」「スゴイ人になる!」これだけでは、具体的ではないので、計画も、行動もつくることができませんね。心の状態ではなく、曖昧ではなく、「期限」と「数値化」で具体的にする、ということが大切です。

6.「目標設定」VS「目標設定+α」

最後です。

この内容は、あなたの達成意欲をよりパワフルなものにしてくれます。

「目標プラスα」と表記したそのポイントは、NLPでお伝えしている「メタアウトカム」のことです。アウトカムとは、NLPでいう目標設定のことですが、「メタ」とは何か、簡単にご説明します。

メタとは、ギリシャ語で、「◯◯を超えて」とか、「◯◯の先に」とか、「◯◯の上に」といった意味を表す言葉です。

ですから、メタアウトカムとは、その目標を達成することをとおして生まれてくるポジティブな影響のことです。具体的には、以下のような問いかけを活用していきます。

  • そのアウトカが達成できたら、どんな利得が生まれるのか、
  • そのアウトカムが達成できたら、どんな可能性が生まれてくるか、
  • そのアウトカムを達成することは、あなたにどんな意味や意義をもたらすのか

メタアウトカムとは、そのゴールが達成された結果として、生まれてくる利得や可能性、意義や意味といったポジティブな影響のことです。目標達成の常連たちは、NLPのメタアウトカムの設定を意識的に、また無意識的に知っていました。

ですから、目標を設定したら、次のように質問を重ね、その利得や可能性や意味を見出していきます。例えば、「独立」を目標にしているのであれば、

「独立」をとおして手に入るものは何か
→ 自由な時間。

その「自由な時間」が手に入ることで、さらに手に入るものは何か?
→ やりたいことに挑戦できる

「やりたいことに挑戦すること」で、さらに手に入るものは何か?
→ 社会への貢献

「社会への貢献」を体験することで、さらに手に入るものは何か?
→ 生きている実感と喜び

このように一つの質問ででた答えに対して、
さらに、さらに深ぼっていくやり方です。ダイエットの例であれば、

「ダイエットの成功」をとおして、さらに手入るものは何か?
→ 健康な体

「健康な体」を手に入れることによって、さらに手に入るものは何か?
→ 家族の安心

「家族の安心」をとおして、さらに手に入るものは何か
→ 自分に対する自信

「自分に対する自信」をとおして、さらに手に入るものは何か
→ 一体感とやすらぎ

よりこの効果を実感するためには質問を頭だけでなく、心で、体で感じていくことがポイントです。成果を生み、目標を達成し続けるNLPの達人たちは、設定した後、目標を到達点ではなく、途中経過のプロセスとして理解していきます。

それを手に入れることをとおして、さらに何が手に入るだろうか

ぜひ、問い続けてみてください。

7.まとめ

今回は、NLP的目標設定のいくつかある中の5つのポイントをご紹介してきました。

  • 肯定的な形になっていること
  • 自分でコントロールできる領域になっていること
  • 達成した状態が五感で表現できていること
  • 期限、数値化されていること
  • 「メタアウトカム」を設定しておくこと

以上の5点です。

どんな方でも学ぶこと、そして実践できるものですので、今回のポイントをぜひ活用してください。講座の中で、さらにいくつかのポイントを実践、体感とともにお伝えしています。さらにさらに探求してください。

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